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2010.11.05 (23:57)
POSTED BY ねこやま
おさかな天国 - NO MUSIC, NO LIFE

 音楽─。
 
 心地よい音とメロディーが、 静かに、 ゆっくりと、
 傷ついたこころをそっと包みこみ、癒してくれる。
 やさしい音楽。
 
 出発の号令となって背中を押してくれたり、
 困難に立ち向かう、強い勇気をくれたりする。
 元気な音楽。
 
 音楽って、 ほんとうにすばらしい─。

  
 
 みなさまこんばんは。古今東西の様々な名盤を紹介する『ねこやま音楽館』のコーナーです。
 これからは音楽。キマリ。音楽なくしてなんの人生か。音楽のすばらしさ、ぼくと一緒に再確認していきましょう。な?
 あたまのおかしな男が玄関先にあらわれて「集金です」ってわめいてても、ヘッドホン被っちゃえば聞こえないだろ。いいよな、音楽って。
 
 さて、きょう御紹介するのはこちら。
 
 おさかな天国!
 
 柴矢裕美『おさかな天国』
 作詞:井上輝彦/作曲:柴矢俊彦/編曲:石上智明

 
 全漁連(全国漁業協同組合連合会)キャンペーンソングとして、いまもスーパー等で聴くことが出来る超ロングセラー。「耳にしたことがない」というひとはあまりいないのではないだろうか。
 
   さかなさかなさかな さかなをたべると
   あたまあたまあたま あたまがよくなる

  
   さあさあ みんなで さかなをたべよう
   さかなはぼくらを まっている

 
 こんなかんじの一見他愛もない歌詞だが、明るく軽快なメロディに乗せられ、いつしか身体中に浸透しきってしまう(不意に「さかなさかなさかなー♪」と口ずさんでしまうことがあるのはぼくだけではないはずだ)。
 この詩の核ともいえるフレーズ、
 「魚を食べると頭が良くなる」
 「魚を食べると体にいいのさ」
と言い切っている部分については、とうとう最後まで何の根拠も提示されない。
 ふつうなら「なんで?」と疑念を抱かせてしまうところではあるが、さすがと云うべきか、サビメロの絶妙なまとめ方と、そこへ向かう過程で次々と連呼されていく魚介類の名称(サンマ ホタテ ニシン キス エビ タコ マグロ イクラ アナゴ シマアジ、ホッケ アサリ カツオ カニ カキ タラ タラコ ウナギ ハマチ シメサバ)を追っているうちに聴き手の神経は完全に麻痺してしまい、なにもかもがすっかり有耶無耶になっていく。
 明るい楽曲の根底に流れる拭い難いやけくそ風味にシンクロしてしまったことに気付いたとき、ひとは、この作品が放つ真の名盤のオーラに戦慄し、圧倒されることであろう。
 
 『おさかな天国』。
 さあ、お手元にない方はいますぐ購入を!ぜひともあなたのコレクションに!
 

 
 ところで。
 やけくそ風味の副産物と言ってよいものかどうか迷うところだが、簡単にやり過ごすわけにはいかない重大なテーマが、この曲から我々に向けて投げかけられている。
 
おさかな天国?

  
 おさかな天国とはどのような天国なのか。
 さかなはぼくらを待っているのか。
 一度腹を割ってじっくり話し合ってみるべきではないだろうか。
 

(2005.08.19)

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